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設計競技(コンペティション)
2022-03-12
日々の実務計画や設計でのご提案に直結するかどうかは分かりませんが、設計競技(コンペティション)に参加・提案する事が学生時代から好きで、勝率(入賞)は決して高くないですが、懲りずに取り組んでいます。(少し最近はサボリ気味ですが・・・(汗))
設計競技(コンペティション)と言われるものは、建築の分野に限ったものではありませんが、設計者を選定するプロポーザル方式と呼ばれるものから、最も優れた提案を選定するコンペ方式がありますが、実務のプロポーザルやコンペは実績や資格・規模にも制限がある為、参加できるものが限られています。
私自身は少し実務とは離れた部分で、趣味の延長線上で気軽に提案できるアイデアコンペが昔から好きで、業務時間外や休みの空いた時間に少し余裕がある時は頭のトレーニングを兼ねて取り組んできました。
もう2年程前になるかと思いますが、佐川町でJRの現存する日本唯一の木造2等客車を展示する施設の設計者を選定するコンペがあり、実施コンペにはめずらしく、過去の実績や資格の縛りがあまりなかったので、学生時代の先輩に声を掛けて頂き一緒に提案させて頂きました。
結果は・・・残念ながら選外となってしまいましたが、今思うと、かなり、攻めた案を提案していたかと思います(笑)。一緒に提案して頂いた先輩とノリノリで作成したので、少し学生時代に戻った感じで短期間ではありましたが楽しみました。
せっかく考えたものが全く人目に触れないままなのも・・・と思い、実際にコンペで選定された施設自体も開業されたので、まあ、そんな案もあったんだくらいにご高覧頂けたらとこのブログでご紹介させていただきました。
実務のコンペについては特に実現性やコスト面といった、当り前なのですが主催者の求める事を想像して、それに見合った提案を行う事が必要とは思いつつも、少し変わった提案をしたい思いが上回ってしまい、改めて実際に建設された建物を見ると、実施を見据えると攻めすぎたかな・・と。
毎回思うのですが、何かコンペを提案しようと最初は興味を持つものの、最終的に提出するまでの労力はかなりのエネルギーを要するので、取り掛かっても提出に至らない案も過去にたくさんあります・・・(涙)
もちろん、社会人になってからは日々の業務を行いながら、時間を捻出するのは、結構強い意志?や意欲が必要になるので、業務が多忙になればなるほど、途中で力尽きることもしばしば(笑)。ただ、最終的には提出しないと結果は出ないので、できるだけ形はともかく提出までこぎつける様に心がけています。
まあ、実際入賞する確率は結構低いのですが、たまたまでも入賞すると励みにもなるのと、提案までのプロセスの中で新しい事も考えるきっかけにもなるので、今後も時間を見つけて懲りずに取り組んでいきたいと思います。
管理人T