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玄関フロア改修

2024-10-29
良くご相談頂く改修事例のご紹介です。長年生活してきた住宅の床のフローリングが沈み込んで、床が抜けそうで心配なので、なんとか改修したいんです。というご相談を多く頂きます。
 
床がぼこぼこと沈み込むので、下地も傷んで、そのうち抜けてしまうのではないかとご心配されているケースも多いです。もちろん、経年劣化やシロアリ等の被害でフローリングの下地である合板や根太自体が傷んでいるケースも有りますが、意外と下地はまだしっかりしているのに床自体が沈みこんでいる場合も多いです。
 
合板フローリングの場合、今のフローリングに比べて使用されている接着材の質が良くなかった事もあり、経年劣化で接着材が剥がれフローリング自体が傷んできて沈み込みを起こしているケースも有ります。そんなケースでは下地がしっかりしている場合は、床を剥がさずに新しいフロアを重ねて張る方法が、工事自体も大掛かりにならず、改修コストも押えられるのでおすすめです。
 

改修前フロア(見た目はさほど傷んでいませんが、各所床の沈み込みが起こっています)
改修後フロア(既存フロアの上に上張り後)
もちろん、既存のフロアの上に重ねて張るので、フロアの高さ自体が12mm程度上がってくるため、扉の敷居の高さの確認や掃き出しサッシとの段差解消等は状況に応じて処理が必要となりますが、昔の住宅は敷居に高さがあったりするのでフローリングを上張りする事で段差解消と床補強ができるメリットも多いです。
何より、既存のフローリング自体を全体で剥がして撤去するのは、下地を痛める可能性も高いので、下地からのやり変えが必要になって大掛かりな工事になる場合も有ります。
 
最近改修させて頂いたお客様は、玄関周りの沈み込みが気になるという事でご依頼頂きましたが、玄関の場合はフローリングを上張りする場合、上り框の段差解消の為にリフォーム専用框を使用します。工事自体は面積も限られた範囲だったので、1日で完了しました。
見た目だけでなく、床の沈み込みが解消されたので、大変喜んで頂けました(笑)

長年時間が経過すると傷んでくるのは床だけではありませんが、特に床フロアは生活の中で毎日歩く場所ですので、気になっている場合はぜひご相談下さい。
 
 
管理人T
改修前(玄関部)
改修後(玄関部) 全体に明るい印象に変わりました
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