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ユニット空間の可能性
2021-05-24
週末はお天気が2日続いたかと思えば、すぐ雨模様。
やはり梅雨ですね(涙)。だからという訳ではありませんが、たまには、実務的なお話から少し離れて趣味の空想的?なお話を書き連ねてみたいと思います。
最近、仕事でもコンテナを利用した空間の取り扱いについて、折に触れる機会もしばしばあります。個人的にはコンテナを利用した住宅やショップは、様々な可能性を秘めた魅力的な製品(空間)だと感じていますが、実際の建築となると色々な法規制等もあり、一筋縄ではいかないのではないでしょうか。
その様なコンテナハウスですが、意欲的に小さなユニットを住居やその他用途に使える商品として製品化されている
メーカーさんもあります。
弊社では三協フロンテアさんの製品は以前にも事務所スペースとして施工した機会がありました。
また、SUS株式会社さんというアルミパネルを使用したユニットを製作されているメーカーさんは独自にt2というミニマルなユニットを開発されており、実際にそのユニットで生活する実験等もされています。
以前、このt2ユニットを使ったコンペティションに参加する機会があったのですが、その時に考えた事を少しご紹介したいと思います。
コンペのテーマ自体は「t2住むためのプロダクト」といって、t2というアルミユニットを利用した新しい居住スペースの提案がテーマでした。
個人的には「Multihabitation(マルチハビテーション)」といって、このt2ユニットを利用した多拠点居住の可能性みたいな事を提案しています。
その当時、大阪から高知にUターンしてきたばかりという事もあって、高知と大阪を行き来する生活のリアリティーからそんなアイデアに結びついた様な気がしています。
生活する家自体はその土地毎に根ざしたもので、それは多拠点生活でも変わらないという考えを、このユニットを使って
もっと自由に複数拠点生活ができないだろうか?なんて事を
真面目?に考えてました。
ユニットが移動可能な点と駅舎の利便性を有効に利用して、
このt2ユニットを各地方の駅の上に住居ユニットとして様々に組み上げて生活する場を生み出すと、複数の拠点で生活する事もでき、必要に応じて増やしたり、減らしたりして、
新しい生活様式が生まれたりしないかなー、とか考えてました。今思うともう少しリアリティある表現や提案内容にできたのではないかと、振り返ると表現自体の稚拙さに恥ずかしさを感じてしまいます(汗)