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木製パレット
2020-07-04
提案イメージ
唐突ではありますが「木製パレット」をご存知でしょうか？
物流業界で輸送の際に良く使用されるものですが、自分達の仕事の身近な所では外構に使うブロックや外壁材等を運送するのに良く使われているのを見かけます。
そんな「木製パレット」は輸送に使用された後は焼却処分されてしまう事が多いという事でその再活用アイデア募集が以前有りました。少しまじめに考えたので、せっかくなのでこの場でご紹介の機会を・・・。
コンセプトは工事現場で良く見かける仮囲いに木製パレットを再利用する・・・といったシンプルなものです。
工事現場を囲う仮囲いはシンプルで無機質なものが多いので歩道を歩いていても工事現場と街とは断絶されている印象を受けます。
まあ、安全第一なので機能的には立ち入りできない様にして、仕切られる必要があるのですが、せっかくなら木製パレットを再利用して、一定期間とはいえ工事中の敷地とまちをつなぐ仕掛けができないか？
そして、従来の無機質な仮囲いの印象から木質の温かみやエイジングの良さを出せないか？と考えました。
そもそもは、大きな現場の仮囲い脇の歩道をずーっと歩いていて、中も見えないのでただただ壁の横を歩いている感じなのですが、たまに部分的に透明になっていて現場の様子が見れたりするとついつい覗いてしまったりしていました。そんな時、少し内部と視覚的につながる事で隔絶された印象からつながった感じを持ったりした事があったので、仮囲いのあり方次第では工事現場とまちをつなぐ仕掛けになるんじゃないだろうか？と思いました。
もちろん、既にある仮囲いでも壁面にアートを描いたり、広告に使われたりとただただ、白いシンプルなものだけではないのですが、一般的なイメージは無機質な鋼板の印象かと思います。
そこで、木製パレットをリサイクルして、組み合わせて少しベンチ風のたまり空間を作り出し、そこで人の交流が生まれても良いし、パレットの隙間を利用してプランターやアートでデコレーションできたら楽しそう！とそんな事考えてました。
実際はリサイクルパレットは古びたものが多いのでイメージほどきれいな印象では無いとは思いますが、そこはエイジングの良さとして・・・（汗）。入賞案を拝見し、どの案も素晴らしいと思いましたが、自分の案も負けていなかったな（涙）と負け惜しみを言わせて頂きつつ、まあ、日本の工事現場の仮囲いにはもっと可能性があってほしい！と妄想して、勝手な提案をしてみました。（笑）
管理人T
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